出生前診断についての考えとNIPTを受けようと決意するまでのことは前回の記事にて書かせていただきました↓↓
この記事では実際に私がNIPTを受けたクリニックと検査の内容などについて書きたいと思います。
夫婦でNIPTを受けることを決めて、35歳以下だったため、認可外施設で受けることにして、クリニックを探し始めました。
NIPTの費用は一般的に約10~20万ですが、受ける施設や検査項目によってかなり料金に差が出てきます。
私が選んだクリニックは以下のA CLINICというところです。
私が受けたのは、13トリソミー(パトー症候群)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、21トリソミー(ダウン症候群)の三つの染色体異常が調べられる「Aシンプルコース」で、料金は税込96,800円でした。
検査を受けたのは妊娠13週目のときです。まずはネットで予約をとりました。
希望日は土曜でしたが、1週間くらい前の予約で問題なくとることができました。
予約をすると、メールで日程の確認と、検査の注意事項や当日の持ち物などの詳細が送られてきました。
当日の流れとしては、まず個室に案内されて、必要な書類に記入をすると、NIPTについての説明の動画をみせられました。
その後、若い男性医師の方がみえて、検査のことや検査の後のことなどを説明してくれました。
特に寄り添った会話をする感じではなく、必要事項を淡々と述べていくような感じでした。
先生が説明したことの中で
「胎児の異常を理由に中絶することは法的に認められていません。」
といったことが少しひっかかりました。
出生前診断で陽性が出た人の9割は中絶を選択するという記事を読んだことがあったので、どうゆうことだ?となりました。
調べてみた所、母体保護法という法律で中絶ができる条件に定められており、それに胎児の異常というのは含まれていないとのこと。
その場合は、ほとんど「経済的理由」とゆう項目が転用されているようです。
説明の後は、採血をして終了でした。結果は後日メールで受け取ることができます。
全体の所要時間としては1時間くらいだったと思います。悪阻でつらい時期でしたが、なんとか乗り越えることができました。
結果は10日後にメールにて送られてきました。PDFで送られてきた結果には、三つの染色体異常の結果が以下のように示されていました。
結果が来るまでは、気持ちが落ち着かない日々でしたが、これで一安心しました。
一般的に認可外施設では、遺伝カウンセリングを実施していなかったり、アフターフォローが不十分であることがデメリットとしてあげられることが多いようですが、
私が受けたA CLINICでは、陽性の結果が出た場合に受ける羊水検査の費用は負担してもらえます。
また、料金も認可施設で受ける半分くらいの料金で受けることができました。それでも約10万円とかなりの額ではありますが…
何より認可外施設は年齢制限などがないことが多いので、希望すればだれでも受けることができます。
今回、NIPTを受けてみて、初めて知ったことがいっぱいありました。
先生は出生前診断を受けることにネガティブな印象を持っていること。
NIPTの費用が意外と高いこと。
海外と日本ではNIPTに関する考え方が異なること。
人それぞれ考え方は様々ですが、すべての人が自分の意見を尊重し、後から後悔することのないよう、
受けたいと思う人が安心して検査を受けられるような環境があればいいなと思いました。
以上、私の出生前診断のお話でした。