我が家のBaby日記

妊娠、出産、育児のリアルな記録を綴っています

出生前診断について①【疑問を感じた先生の態度】

本日の記事では、出生前診断について正直な気持ちを書いています。不愉に感じる方もいらっしゃると思うので、自身のご判断でお読みいただけますと幸いです。

 

妊娠したことのある人は知っている人がほとんどだと思いますが、出生前診断とは、妊娠中に実施される赤ちゃんの発育や異常の有無などを調べる検査のことです。


出生前診断を受けることは義務ではないので、夫婦で話しあって受けるか受けないかの決断をしなければなりません。


出生前診断についての話って家族や友達でもなんか相談しづらいですよね。

気軽に受けた?とか聞けない雰囲気があります。逆に聞かれても困るし…


私の通っていた産婦人科でも出生前診断を実施していたのですが、受けますか?など聞かれることはなく、

サラッと説明の紙を渡され、特にこちらが申し出なければ受けないのが普通という感じでした。

 

海外では出生前診断が妊婦の通常の検査に含まれていて、ほぼすべての人が受けるという国もあります。


生む生まないは別として、親はお腹の中の赤ちゃんの障害について知る権利があるし、知るべきであるという考え方なのでしょう。


障害を持った子を育てるというのは、想像しただけでも、簡単なことではないし、一生介護やサポートが必要な可能性もあり、親の今後の人生を変えてしまうことでもあります。


私は以前から、妊娠したら出生前診断を受けようと思っていたし、夫とも意見は一致していました。


なので、検診の時に先生に出生前診断について聞いてみることにしました。

 

 

出生前診断を受けたくて、詳しい説明聞きたいんですけど…」

 

というと、先生の目の色が変わったのがわかりました。

 

私がまだ高齢出産にあたらないというのもあり、なんで受けるの?という空気感をすごく感じました。

 

命の選別にもつながる出生前診断…先生はよく思っていないのが伝わりました。

 

でも、私も軽い気持ちで受けようとしているわけじゃありません。

 

私の正直な気持ちを言うと、障害を持った子を育てられる自信はありませんでした。

 

ずっと親がサポートしなければならない人生、自立できるかどうかわからない人生、幸せにしてあげられるのか。


私は生んだことを後悔するかもしれない。

 

初めての妊娠で、いろんな感情でいっぱいな中、まだ小さな命を重く受け止めているからこそ、赤ちゃんのことを考え、自分の今後のことを考え、決断しようとしていること…


今相談できるのは先生だけなのに、そんなにあからさまな態度を取られたらどうしたらいんだろう?と正直思いました。

 


もちろん検査をしてもわからない障害や病気があるのは理解しています。

 

でも、できる検査をせずに、後から検査したらわかったはずの障害が見つかったら後悔するし、不安を抱きながら妊婦生活を過ごすのは嫌だなと思いってました。

 

どんな子が生まれても運命を受け入れて育ててみせるって思えたらよかった。


そう思えないなら妊娠しちゃいけなかったのかな?

 

出生前診断について聞いたときの先生の雰囲気は私をそう感じさせました。

 

先生に言われたことを夫にも話し、もらった資料も読んでもらいましたが、夫もできる検査はしたいということだったので、やはり出生前診断は受けようと決意しました。


誰に何と言われても、育てていくのは自分たち。後から後悔してもなんにもならないし、先生や世間の雰囲気に流されずに、自分たちの望みを尊重しました。

 

産婦人科でもらった資料を読んでみると出生前診断にも色んな種類があることがわかりました。選択肢としては以下の検査でした。

 

・母体血清マーカー

妊娠15~17週に受けられる検査で、お母さんの採血によって、胎児のダウン症、二分脊椎症や無脳症18トリソミーなどの染色体異常である確率を推定する検査。

 


・NIPT(新型出生前診断)

お母さんから採血した血液から胎児のダウン症候群、18トリソミー、13番トリソミーなどの染色体異常を調べる検査

 


・羊水検査

妊娠16~18週でおなかから子宮内まで針を刺して羊水を採取し、羊水中の赤ちゃんの細胞から染色体を調べる検査。
(感染をおこして、流産してしまう確率が0.3~0.5%くらいある。)

 

 

 

出生前診断には、非確定的検査確定的検査が存在します。上の①母体血清マーカー②NIPTは非確定的検査で、③羊水検査は確定的検査になります。


通常、非確定的検査で異常を指摘された場合に、確定的検査を行うことになります。

 

①母体血清マーカーは検出率が80%程度しかなく、結果も陰性陽性ではなく「ダウン症の確率200分の1」のように確率で示されます。

 

それに比べて②NIPTは感度が99%と感度が高く、結果も陰性陽性でわかるため、費用は少し高いのですが、NIPTを受けることにしました。

 

NIPTが受けられるクリニックは認可施設と認可外施設の2種類があります。

 

認可施設では受けられる条件があり、35歳以上の高齢出産に当たる人しか受けられないため、認可外の施設で受けられる施設を探すことにしました。


ちなみに、認可外施設といっても違法施設なわけではなく、日本医学連合会の認証を受けていないというだけで、検査精度は認証施設と比較しても差はないとされているようです。

 

認可施設である私が通っている産婦人科では受けづらかったので、ちょうどよかったです。

 

長くなってきたので、実際に受けたNIPTについては次の記事で書きたいと思います。